基本戦略
戦車を倒すことのできる数の少ない砲兵は、希少価値です。「モノは少ないほど価値が上がる」というのは経済の法則ですが、にも当てはまります。したがって、砲兵を歩兵によって倒し、戦車隊を突破させるというのは、ストラトXの基本戦略のーつです。
- 1:前線の形成
- 緑のダイスで進み、赤のダイスで撃つので、コマの射程距離の最大は6マスです。(ルール参照)緑、赤の各ダイスの目が、最高で3まで出るようになっているので。
しかし必ずしも緑3、赤3のサイコロの目が出るわけではない。また、攻撃する(緑と赤のダイスを振る)か、進軍する(白のダイスを2つ振る)かは、毎回、司令官たるプレイヤーの決断にかかっています。。
だから、自軍のコマが敵の射程圏内に入ったとしても、敵が撃ってくるとは限りません。

しかし4マス以内に入れば、もう危険区域です。

敵のコマより4マス以内に近づいたら、通常は、撃たれると思って下さい。あるいは、敵のコマから4マス以内に近づかないようにしてください。
したがって、敵味方、お互いに5,6マス程度離れた所まで、軍団を進めて前線を形成して下さい。

4マス以内に近づいたら、撃ち合いが始まります。 - 2:一点突破
- まとまって進んでいくコマの集団は、敵陣の一箇所に集中させなくてはなりません。なぜなら、先に述べたように、敵司令部を占領するには、2つ以上の自軍のコマが、敵司令部に近づかなくてはなりません。
そのためには、局地的に敵のコマを減らし、敵陣に穴を開け、そこから自軍のコマを侵入させなくてはなりません。

これを、ー点突破と言います。そして、生き残った複数のコマが、敵司令部に肉薄するのです。
しかし、敵軍のコマ数が多いところに自軍のコマを集中させても、突破できません。

先に述べたように、コマ数が多い側のコマが生き残るのが原則からです。
したがって、敵のコマの最も少ない地点に向かって、まとまってコマを進めた後に、撃ち合えば良いということになります。 - 3:虚点を突く
- 敵兵力の最も薄い所に兵力を集中させて、攻撃をかけるというのは、古来から変わることのない、兵術の基本です。
しかし敵兵力の最も薄い地点、すなわち「虚点」は、常に変化します。

それは、お互いに自軍の兵力を、相手の兵力の最も薄い地点に、集中させようとして、部隊を移動させ合うからです。たったー回の移動で、盤全体の戦況が変わってしまうこともあります。
ストラフェクスでは、盤全体が、いのちを持ったーつの生き物のように変化するのです。 - 4: 戦線突破のタイミング
- お互いに軍団を進め、前線が形成されると序盤の終了です。

中盤に入ると、戦闘が始まります。
お互いに、相手のコマを減らし、前線に突破口を開けようとするからです。そして、突破口から侵入した軍団が、敵司令部めがけて殺到します。
最終的に2つのコマが敵司令部の3マス以内の地点まで近づいたら良い、というのは先に述べました。

しかしその地点まで、2つのコマが肉薄するためには、中央の線を最低でも、4つのコマが突破していなければなりません。

この4つのコマは、一箇所に集中していなくても大丈夫です。
4つ以上のコマが中央線を超えることができるかどうかが、前線突破のタイミングです。 - 5:全体を観る
- ストラトXは、言うなれば、お互いの戦略の読み合いです。あくまでも目標は、敵司令部の占領であり、そのための戦略です。しかし、時に、目先の戦闘で、取ったり、失ったりするコマを気にしてしまうことがあります。すると、局地戦では勝っても、最終的には、相手に司令部を占領されて負けてしまいます。
毎回、司令部占領までのシナリオを頭に想い描くのです。例えば、「まず、湖の後にいる砲兵を歩兵で倒す。そして戦車を迂回させ、敵司令部を目指して進撃する。」

などのように。しかし、敵のコマにしても、いつまでも同じ位置に留まっていることはありません。こちらの虚点を突こうとして、部隊を移動させますから。このように、常に盤全体は変化しているのです。
したがってプレイヤーは、次々に変化していく盤全体を観た上で、その変化に応じて戦略もまた変化させていかなくてはなりません。ストラトXには、柔軟な精神が必要なのです。全体がどう変化していくかを、常に読んで闘って下さい。